デンマーク視察研修

第2回デンマーク視察研修 参加者募集中!


なぜ、特養方式を全廃したのか?
今後、国内においてはどのような流れを予測すべきか?
高齢者ケアの改革現場で学ぶ短期集中コースです!

dk08.JPG補助器具センターにて器具提供の現状や管理方法を学ぶ 20年前、新たなプライエム(日本の特別養護老人ホームに相当)の廃止を宣言したデンマークの高齢者住宅システムを中心に、高齢者ケアの講義と現場視察をふんだんに取り入れた研修です。
高齢者ケアの最先端を行っているネストヴェズ市では、高齢者ケア研修制度を企画し、世界各国から多くの研修生を受け入れております。

 本研修はネストヴェズしの全面協力により実現したプログラムです。高齢者の住宅の種類に関わらず、一貫したケアを実施する施策と実際ケアを受けながら自立した生活を目指す高齢者の生活に触れ、介護予防から認知症ケアを含む講義と現場をリンクした研修プログラムを用意しております。

 さらに、同時期にドイツで開催される「リハケア国際福祉機器展」に、ご希望の方をご案内いたします。高齢者施設・ケア事業に関する世界最大級の介護機器展示会です。

研修参加要項

◆研 修 期 間 2010年10月10日(日)~ 10月17日(日)〔6泊8日〕
      *展示会参加の場合、10月7日出発〔9泊11日〕
◆研修参加費 お一人様 430,000円【展示会参加は別途77,000円必要】
      *成田発の往復航空運賃、宿泊費(2人一部屋)、
       研修プログラム内の交通費、通訳費用、研修資料代、
       朝食7回、昼食1回、夕食4回分(機内食含む)を含みます。
      *展示会参加の場合、航空運賃、宿泊費(2人一部屋)、
       朝食代を含みます。
◆最少催行人数 20名
◆申 込 締 切 2010年9月1日(水)ただし定員に達し次第締め切ります。
申込みは締め切りました
◆事前研修会 2010年9月18日(土)13:00-16:00 (予定)

ENTER
ENTER

ネストヴェズ市の福祉施策・財務

Denmark01.jpg自ら講義を担当されるネストヴェズ市長・ヘニング・イエンセン氏

高齢者施策の概要と基本理念、高齢者が選択できる住宅の種類とその特長、高齢者が選択できる在宅ケアサービス、ネストヴェズ市の財務とのサービスについて学びます。

配食システムについて

多様なニーズに対応している市の配食サービスシステムとその工夫についての講座とその調理現場の見学を行ないます。

ケアスタッフの養成について

ケアスタッフの養成について、その教育理念と教育カリキュラムについて研修を受けます。(選択により実際の授業を受講します)

補助器具の管理システムについて

補助器具の給付制度について、選定者について、提供方法について、そして機器の集中管理システムについて講座と視察を行ないます学びます。

携帯型コンピュータによるケアシステム

訪問介護においてICT(情報コミュニケーション技術)が導入されています。共通電子カルテシステムの導入までの経緯と工夫、現場での活用方法を視察します。

サービス利用者同行訪問

Denmark02.jpgヘルパーのレジッテルさんと利用者(訪問介護先にて)ケアサービスを利用される高齢者宅へ介護スタッフとともに同行訪問し、24時間のホームケアの実際を見学します。

認知症ケアの工夫について

認知症のケアについて、最新の認知症専用住宅の環境とケアの工夫と鵜の講義と視察があります。

高齢者の看取りについて

デンマークにおける高齢者の看取りの場とケアの特長について講義を受けます。


ネストヴェズ市について

dk06.JPG

 同市は、首都コペンハーゲンから電車で1時間のところにある自治体(コムーネ)で、とくに福祉施策に力を入れており、すでに09年6月でプライエムを全廃し、新たにプライエボリと呼ばれる新たなケア付住宅に転換しています。プライエボリは、住宅環境、生活スタイル、ケアのあり方等を革新し、デンマークは今新たな高齢者サービスの実践に入りました。

デンマークについて

 デンマークは、世界中でもっとも行き届いた福祉制度を確立した国のひとつとして知られています。デンマークは1988年に、従来のプライエム(日本の特養スタイルの高齢者施設)を2010年1月1日をもって全廃することを宣言しました。
デンマークの高齢化率は、日本ほどのスピードではないものの、1980年の14.4%から、2008年には15.6%と上がってきています。

福祉に注力しながら経済成長の高い国

  デンマークでは、国民の医療・教育・福祉は原則として国家の責任と負担により提供されています。つまり無料です。一方で、平均的な国民の税負担は所得の50%程度、付加価値税は25%という、高福祉高負担の国でもあります。しかし、医療や福祉、教育にそれほど力を入れていながら、デンマークは世界中で経済成長率がもっとも高い国のひとつで、経済は安定的に発展しています。そして何よりも国民の8割が、「税金は高いけどデンマークに生まれてよかった」と誇らかに言えるこの国はすばらしいと思います。

デンマークが福祉に力を入れた理由

  元社会省大臣のアナーセン・デンマーク大学教授は、かつてこう語られました。「所得が少なければ生活が苦しくなります。所得を確保するためには仕事や雇用を確保しなければなりません。また人口が少なければ国の生産力も拡大しません。デンマークでは女性も含め、国民全体が質の高い生産力、担い手になってもらう必要がありました。だから、育児、福祉、医療などに力を入れる必要があったし、質の高い労働力の確保のために教育を充実し、金持ちだけが医療や教育を受けられるのではなく、国民の誰もが健康で、社会で必要な人材になることが必要だったのです。  
そこで国民すべてが安心して働ける制度や環境づくりに力を入れてきました。」

理念にも費用対効果にも厳しいデンマーク

  デンマークが国民のために福祉や医療に力を入れているとはいえ、決して国のお金をジャブジャブ使っているわけではありません。高齢者や障害者の福祉について、できるだけ主体性や尊厳性を確保することを大切にしつつ、国民負担が重くならないよう効率性を図っています。費用対効果についての国民全体の意識はわが日本よりもたいへん厳しいものがあります。
  プライエム(特養スタイル)をやめて、プライエボリ(新しいケア付住宅)のコンセプトや制度に発展させたこともその理由でもあります。フレキシブル(柔軟性)とセキュリティー(保障、安全性)を融合化した新しい理念と取り組みは「フレキシキュリティ」という新たな言葉、概念をデンマークに創出しました。
  また、福祉にかかわる様々な専門職の教育、人材養成にたいへん力を入れていることは福祉の質を高めています。わが国のように、わずか120時間の講習で介護保険サービスに従事できるのではなく、最低でも14ヶ月もの教育がなされます。

ネストヴェズ市長歓迎のご挨拶

ネストヴェズ市では、高齢者のためのサービス事業に多くの予算をかけ、良質で適切なサービスを提供してdk04.jpgきました。併せて、市独自の教育プログラムで、福祉システムについて学ぶ研修参加者を多く受け入れています。
 皆さま方がこの視察研修に参加されることを、市の関係機関、施設等は、心より歓迎いたします。

ネストヴェズ市長 ヘニング・イエンセン